愛とはを学ぶために占いを使う

占いを学ぶ授業でよく
「占いを利用しようとしてはじめて
本当に使えるようになっていく」

と話します。

はじめのうちは、どうも
この意味がわからないのですよね。

「だって、もう見れている」
「もう読んだし、当たってるじゃない」
で止まってしまいます。

これはよくあることです。

ある初級の授業でも、こんなことがありました。


その生徒さんは、

「近々ある友人たちと会うので、
その方達を見た上で会って、
より良いものにしたいと思っている」

と言いました。
「それは素晴らしい!」というわけで、
一緒に見ていくことに。

すでに数名の星を出してあり、どんな性格か?なども書き出されています。みなさん、このような感じです。

多くの方がそれをもとに、友人達へのアドバイスのような内容を話しはじめます。

そして私は言います。

「それで?」

当然、みなさんは「え?」となります。

私は「ここからがスタートです!」
と言うことになります。


「使う」とはどういうことか?

星を出して、情報を書き出して把握したとき、
それは、やっとスタートラインに立っただけです。

そこから
「じゃあ、どう接してあげよう?」
を考えることが使うということです。

そして
現場でそう実行すること
が使うということです。

たとえば、
「Aさんという友人はこんなことに悲しみ、あんなことを気にする性格だ」と分かったのなら、簡単に、「そんなこと気にしなくていいのよ」なんて言えないはずなのです。

その、言えないということ自体が
使っている証拠、ということだからです。

なぜなら・・・

分かってあげているから・・・

本当に分かってあげているからこそ
言えないのです。

だから、その友人は、きっと
「あれ?」と思います。

「多くの人は ただ気にするなと言うけれど、この人は言わない。」と。

語らずして何かを感じ取る、
真の響きであり、つながりです。

これで自分にも相手にも
何が起こっていくかを体験したら、
きっと驚きます。


占いで読める私たちにとって、それが、
その時にできる最善であり、最高のものです。

そもそも、その時、アドバイスは求められていない。

そして相手も、アドバイスを求めて
そう話しているのではないのです。

でもね、背後に「助けて」は入ってる。

アドバイスというのは、
相手に聞く耳の準備ができた時にしか
まったく入っていきません。

つまりそれは
「何かを話させていただくとき」
ではないということ。

アドバイスではない、やることが
他にある時ということです。

これがどれほど違うか
分かりますか?!!!!

自分が相手の立場になれば、
きっと分かるはずです。

自分があれやこれやと言われる時と、
分かってくれていて、何も言わずに優しくうなずいてくれた時の、自分の変化を思い出せば。

これが現場で占いを利用するということです。


これが、本当に相手を理解してあげているということです。

これがどれだけ相手と自分を救うことか!

誰だって、気にしないでいることができるなら
そんなのとっくにやっています!

あなたもそうですよね?

本当に相手を救う方法は愛ということ。

それは素晴らしいアドバイスでも、
あなたの素晴らしき体験談でも、
どこかの本で読んだ言葉でもありません。

この本物に近い愛が出せたら、きっと、
言葉無くして相手と自分を救う方法を知る。

言葉だって、
本当に必要な、少ない言葉を発することができる。

そしてそれがすべて
自分に返って来る。

わが子の救い方にしても まったく同じです。

すべての人は愛が根源だからです。

それさえあれば、私たちは急に強くなり、
あらゆるものも内から自動的に湧いて、
どんな発想も浮かぶ。
その発想が多くの問題を解決することになる。

どこからか、ふと
解決策が飛んでくることもある。

その状態を作ってあげることほど
素晴らしいことはありません。

嘘だと思うなら、あなたは
自分の過去の経験を振り返ればいい。

大なり小なり、経験しているはずです。

自分が愛で安心したときに
どれだけ元気になって、
どれだけ意欲が湧いて、
色々なことが簡単になったか!

だから、私たちは、
「本当の愛が何なのか」
を知らなければならない。

そして占いは、
本当の愛を知るために使うものです。

本物の愛を与えられるようになるために・・・

本物の愛を受け取れるようになるために・・・

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